ワールドカップたのしいですね。
ブログなんてすっかり忘れてましたよね。仕方ないですね。ワールドカップおもしろいですもんね。

残るは3位決定戦とファイナルということになりましたけども、過ぎた試合を振り返ってみようと思います。
んで試合ごとにレポート書くのはめんどくさいので、今回はベスト16からの敗退国がなぜ敗退してしまったかについて考えていこうと、そう思うわけです。
まあ、負けたから敗退したわけですけど、なんで負けちゃったのー。どこがいけなかったのーってことですね。

イングランドvsUSAの雑感。

なんとも言えない戦いですね。いちおう旧宗主国vs植民地の戦い1戦目。
といっても眠かったのでほとんど何も覚えていない。ついでにイングランド6番手GKの男がやらかしてしまったのでさらに覚えていない。


イングランドは全体的にプレスを重要視しているようだった。プレスっていうかプレスの連動性っていうか。
攻撃としてはランパードをより戦術的に縛ってジェラードを自由にした感じ。伝統のサイドからのクロス作戦は今回も採用されたけど、相手にはオニェウがいるよってことでかなり低い球を心がけているようだった。そしてオニェウは強かった。
アメリカはコンフェデで見せた4-4のコンパクトなフラットラインを今回も維持。前回はブラジルのワイド作戦にやられたのだけど、あれから攻撃と守備の場面とでだいぶメリハリを覚えたようだった。

グリーンはやらかしたしジェラードはさっそくゴール後のスライディングパフォーマンスを見せてくれたわけだけど、個人的に前半のキーになったと思うのはカペッロの判断ですねん。
チェルンドロに制圧されていた右サイドをミルナーをSWPに代えることによって奪還しました。あれはでかかったかなと思いますね。ドノバンの選択肢を1枚削ったことになるんだし。ミルナーはイエローくらってたしね。2枚目出るのもなんか読めた。


後半最初からキングをキャラガーに代えるイングランド。キングはアディオスなんだって。かわいそうに。テリーの相棒は呪われているのか。
後半も基本的には前半と一緒。アメリカがイングランドのクロスを跳ね返しまくって終わり。

アメリカは堅いチームだなあと思いました。サイドに強烈な選手がいるチームだと自分たちの強みはつぶされるわ、4-4フラットラインのモロ弱点だわってことでやばいかもしれないけど。
次のスロベニア戦がすべてを決めそう。

アルゼンチンvsナイジェリアの雑感。

ラドン率いるアルヘンティーナですけども、初戦の相手は開催国以外では初登場のアフリカ勢ナイジェリアとなりました。大会最強なんじゃねーかっていう攻撃陣が何点取るか見もの・・だったんだけど結果は1点どまり。

書きたいことはたくさんあるけど、とりあえずアルゼンチンが謎すぎる。
謎の4−2−4フォーメーション。謎のグティエレスSB起用。謎の周りがメッシに気を遣いすぎてる件。謎の攻守完全分断。最後の2つは無理ありますね。

アルゼンチンの基本フォーメーションは4-2-4でした。3-5-2って言ってもいいのか・・・な。
ディフェンスは4-2で行う。その代わり攻撃はノータッチ。前のスペシャルな4人にすべてを託す。前線は左をディマリアに任せて中央から右にかけてを残りの3人、テベっさん、イグアイン、メッシで分け合う。メッシはだいぶ自由に動いていたけれども。前と後ろをつなぐのはベロン。こんな感じでやりたかったんだと思う。

でも右SBにブルディッソではなくグティエレスを起用することによっておかしくなる。なんかグティエレスが攻撃したがっちゃうのですよ。
先制点を挙げるまではメッシが自由に動きまくるしそれにイグアイン、テベっさんも連動しまくってチームとして点をとりにいこうって方向だからそれで問題ないんですけど、セットプレーからエインセのダイビングヘッドで先制してからはSBを攻撃参加しない作戦に変更になりました。
その作戦変更がグティエレスを縛り付ける。本職は攻撃的な選手だから完全に守備的に振る舞えといっても難しいよねっていう。なんでだいぶ不安定なパフォーマンスでナイジェリアに隙を与えていました。


そういえば先制点まではアルゼンチンの猛攻が続いたわけですけれどもイグアインが悉くはずしましたね。彼はなんなんだろう。大舞台に弱いのか。
で、猛攻してたアルゼンチンですけども先制点後は一気に運動量が落ちてナイジェリアにボールを奪われる場面が増えました。おいおいお前らまだ20分だよっていう。

ナイジェリアの基本的な姿勢は4-4で相手の4人を封じてカウンターにつなげるってスタイル。ショートカウンターではない。
前述の不安定なグティエレスのサイド、オバシがいいプレーをしてました。
でもアルゼンチンの4人が守備に戻らない、つまり前線に残り続けるのでカウンターが怖い。守備要員を残さなきゃならない。ってことで攻撃に枚数をかけられず結果チャンスをつぶしていた。
タイウォのシュートは惜しかったけど。

こうして前半はアルゼンチンの時間、前半の後半はナイジェリアの時間って感じで終わる。
後半に入ってもアルゼンチンは大差なかった。運動力がすごい少ない。ただベロンの位置がサイドに移っていた。でたな。インテルでも中央の圧力を逃れてサイドからチャンスを量産していたっけ。懐かしいね。たぶんこれはユナイテッドにいたときに思いついたのだろう。ユナイテッドでの最後のほうはサイドでプレーしてたもんね。
このベロンがサイドに開くことによってアルゼンチンはチャンスを作ることに成功したんですね。攻撃に枚数をかけられないナイジェリアの薄い攻撃からカウンターを繰り出したりメッシとのコンビネーションで崩したり。

アルゼンチンが作ったチャンスは悉くエニェアマに阻まれるのだけどね!
なんか彼神懸ってたね。MoMは彼でしょう。


ナイジェリアの攻撃はなさけなく、アルゼンチンもキーパーの前に沈黙ってわけで1-0のまま試合終了。
ナイジェリアはカウンターを恐れずに前に枚数をかける勇気があれば違った結果になったかもしれない。たぶんウチェが今回の戦犯的な感じになるだろうから今後の頑張りに期待だね。
アルゼンチンはメッシではなくベロン。彼が止められたらやばい気がする。そんな強くはない印象だった。
SBはブルディッソに変えたほうがいいと思う。でも今回の交代でもみられたようにマラドングティエレスを信頼しているようなので期待薄かもしれないね。

韓国vsギリシアの雑感。

自称史上最強の韓国。日本もコテンパンにされましたね。対するはギリシア。経済もやばい。自慢の堅守もやばい。ワールドカップで一回も勝ったことない。緊張もやばい。キルギアコスが先発にいないぞっと。

なんかこれは書くのも馬鹿らしいくらいにギリシアが弱すぎましたね。パスミスは連発するわマークの受け渡しもひどいわで。
なんでこんな国突破できたの?と思ったけど組み合わせに恵まれたんだね。プレーオフウクライナだったし。

まあ ギリシアの堅守に韓国の運動量がどれほど通用するかーみたいな感じだったんだろうけども、試合開始10分もしないくらいで早速セットプレーから韓国が先制してしまった。キッカーはキソンヨン。やばい。あいつはやばい。キックの精度がやばい。
これでギリシアは攻めざるを得なくなる。攻撃の基本としてはゲカスを中心に前の3人を的にしてそれにどんどんアーリークロスを打っていく形。まあ背が高いしね。これしかないよなって形。ただ、3人の流動性が全くない。それなら韓国も競り勝つのは無理でも体当てるくらいは余裕だよってことで、うまくおさまらない。ついでに中盤も拾いに来ない。詰み。
後半になってもギリシアはスタイルを変えることはなく。もう俺たちにはこれしかないよねってことで、とにかくアーリークロス。それで前半駄目だったんだから少しは工夫すればいいのにレーハーゲル。これが終わったらさすがに監督やめるんだろうか。
それに対して勝ってる韓国はちょっとスタイルを変えてきた。2点目とりにいくぞ!って感じで。前プレを強化。相手陣内でも積極的にプレスすることによってショートカウンター狙い。それが実を結んだのがパクの追加点のシーンだった。プレミアで鍛えられたフィジカルはさすがとしか言いようがない。あんな選手が日本にもいればね。

後半も終わりのほうになると韓国も運動量が落ちてアーリークロスで当てたセカンドボールをギリシアも拾えるようになってチャンスも増えるんだけどギリシアのフィジカル勝負を怖がらない韓国DFの勝利。得点には至りませんでした。

チャドゥリっていつからSBになったんですかね。とりあえず攻撃しかしてなかったんで守備性能についてはよくわからんですね。次節のアルゼンチン戦で確認しましょうか。

フランスvsウルグアイの雑感。

結果はスコアレスドロー。まずドメネクさんは宣言通りトップにアネルカさんを起用。98年優勝組は消え去ったわけです。さらにマルダさんがおりません。チェルシーで進化したのに残念ね。
そんな前線の改革を行ったおフランスでしたけども結果は出ませんでした。っていうかまるでダメダメ。日韓の悪夢再来も十分ありえるかと。あの時もウルグアイがいたね。揃ってGL敗退でしたけど。デンマークが1位だったっけか。

さて試合。まずグルキュフたんにボールがおさまらない。ヤングスターに選ばれるかも、とか思ってましたけどそれも無理っぽいパフォーマンス。ジダンはやはり偉大でした。
グルキュフたんにボールがおさまらないのでじゃあアネルカに・・・とか思うんだけどアネルカさんはサイドがお好き。しかもアネルカが中にいるよりサイドにいるときのほうが攻撃が様になってんだから悲しいですね。
様になっているだけでべつになにも起こらなかったけど。サイドに流れて起点作ってそこから中にって動きまでは作れるんだけど中にだれもいないので終わり。ゴブは何やってんだか。アネルカさんも中にいれても誰もいないと気づくので中に絞るのですけどももともとポストプレイはお得意でいらっしゃらないのでディフェンスラインと競るのは嫌だ。ってわけで深くない位置からのアーリークロスが増える。狙いのアネルカはゴールから遠い位置。はい終わり。
そもそもクロスまでいける機会も少なかったですね。なぜかリベリーのキレもないから横パスが続いてしょうがなくミドル、もしくは業を煮やしたアブさんが凸ってシーンがたくさんありました。シュートはウルグアイの倍以上なのにオンターゲットが3本だけってのがすべてを表しているかと。アブさんはよかったですね。周りの連動は皆無だったけど。

ウルグアイはロリスの壁が厚かった。攻撃は2人だけに任せてあとは引くっていう守備的な布陣でしたが、ちょっともったいなかったですね。もっと分厚い攻撃ができていればフランスを撃破することもできたような。まあフランスの守備ブロックも安定してましたけどね。アビダルのCBにどうしても違和感。
ロデロが退場したのも痛かった。やつは何しに出てきたんだ。快速で面白かっただけに残念でした。

っていうかレコバがみたい。

観戦記でござる。

ワールドカップの全試合マッチレポとか無謀すぎましたよね。知ってます。
ってことでとりあえずマッチレポはたまーにやることにして地上波で放送された試合の雑感は全試合書きたいと思います。
地上波で放送されたやつはね!スカパー解約したお!!

てっきりBSでまた全部やると思ったんだもん・・・。
でも雑感ですからね。適当ですよ。試合のすべてを網羅してかくわけじゃないですからね。