イングランド

これも誤審。と言いたいところだけどイングランドは本当に酷かった。

前線からのプレスを重視したサッカーのように見えたのだけどルーニー及びデフォーのそれは全く迫力がなかったし効果もなかった。なので4-4で守ることになる。こうなると引きこもるのが定石...のはずなのだけどなぜかランパードも前志向が強かったのでひとり取り残されるバリー。せっかく間に合ったのにそりゃないぜって話。

バリーに自分で試合を作る力はない。後ろもテリーとアプソンじゃどうしようもない。でもドイツに狙い撃ちされる。ってわけでロングボールが増えてしまうイングランド。でもドイツはでけーよ。こうなるならクラウチ入れればよかったねー。

で、点をとられる。これは一重にテリーのせいだけど。
で、また点をとられる。これは一重に・・ではなくイングランドの中盤のポジショニングがあやふやすぎたのが悪い。ケディラがきっかけで始まるポジションチェンジの嵐に全くついていけてなかった。

その後ジェラードが覚醒して流れをつかみかけるんだけど誤審であぼーん。もうね。イングランドの日じゃないんだろうねってことで。

後半はボール持てる?って感じになるんだけど何のことはない、ドイツがプレス作戦から引きこもり作戦に移行しただけ。
フリーキックを壁にあてたカウンター、これはジェームズが悪い、っていうか直接ゴール狙うFKであんなに人集める理由なんかないだろ、などなどありまして結局4点とられて終わり。


正直1点目と3点目に関しては選手の技術的なミスなのでもっと練習しなさいとしか言いようがない。
ドイツを封じる策はかなりあったはずなのにそれを打てなかったカペッロもこんな人じゃなかったはずなんだけどなー。
とりあえずラームさえ押さえちゃえば怖くないしね。

アメリカ

勝ち上がってきたのが奇跡に近いようなチーム。ドノバンは個人的にはベスト11候補。
4-4-2を綺麗に使うのが印象的。

サイドに大きく開くチームに弱いってのはコンフェデの時にブラジルに証明されてしまった。ガーナもバイタルを詰めてからサイドに開く作戦で攻めて正攻法でアメリカを倒したって感じ。
30分頃エドゥを入れてとりあえずガーナから主導権を奪うのには成功するんだけど前半はそこまで。ここで点がとりたかったね。後半あたまからフィルハーバーを入れて完全に流れを奪取。んで攻めに攻めてPKゲットで同点。
できれば2点とっておきたかったしとれたと思う。

だけどその流れもアッピア登場まで。鬼プレスがきかなくなってたガーナにもたらされたアッピアはまさに英雄。ボールのつなぎ方がものすごくうまい。アメリカの足も止まってきたので両チームとも延長で決めようってスタイルに。

延長開始直後にギャンに一発決められてアメリカは追いかける展開になってしまう。
んでも諦めないアメリカはすごい。ロングボールぼんぼん作戦に出てチャンスをつかめそうな雰囲気が出るのだけど立ちはだかるのはアッピア
ボールを繋いで時間を潰す仕事は見事でした。

アメリカは強いチームだし、特に監督の采配は見事だった。スポーツやらせたらやっぱりこの国である。
だけどなんていうか、今日はアメリカの日じゃなかったね。って感じ。なんと内容の無い。まあ仕方ない。それがサッカー。

メキシコ

お次はメキシコ。同組のウルグアイが勝ち進んだので自分たちも後に続きたいところなのだけど相手はアルゼンチン。
これはあれですね。誤審。テベスオフサイドゴール。これがなければね。イングランドの誤審については副審が追いついてなかったから仕方ないっちゃ仕方ないけど、今回に関しては副審も確認できる位置にいたはずだし。かわいそす。

でもメキシコに問題がなかったわけじゃありません。
アルゼンチンのDFラインでのサイドチェンジをほっといたのが結構きいてました。特にエインセ

若いチームだし次に期待。ブラジルの大会だしね。

韓国

そもそも韓国のディフェンスには大会前から大きな問題がありました。ゾーンを埋める意識はすごく強いのに対人になるとすごく脆い。より端的にいえば自分がマークしてる選手がゾーンを越えて無理をしたときについていけない。これは圧勝した日本戦ですら目に見えていましたよね。
これは偏見だけど、おそらく韓国は引いて守るより積極的に前から襲いかかっていくほうが得意。メンタル面が大きいような気がしますが。

ですが今大会はアルゼンチン戦及びウルグアイ戦、つまり明らかに格上が相手か絶対に負けられない戦いのとき。その2つで引いて守る戦術を選択してしまいました。
っていってもセンターサークルくらいからは追いかけてたから標準よりは高いと思うけど。

整理すると強そうなとこ相手には前線から襲いかかることはしないけど微妙に気持ち前目で待ち構えるディフェンスってことになります。で、ゾーンを越えてくる選手、フリーダムな選手は苦手ね。

そして相手はアルゼンチンやウルグアイ。アルゼンチンは完全に攻守分断サッカーで前の人たちのアイディア次第なサッカー。韓国がすごい苦手なサッカー。
ウルグアイも韓国戦では4-3-3のシステムで一番前の3のフォルランスアレスカバーニがそれぞれでかき回すサッカー。特にフォルランの神出鬼没っぷりはすごい。

で、ちなみにウルグアイ戦では韓国の時間がだいぶあって同点においついたりして良いところもかなりあったんですけどそこを書くのは今回の趣旨に合わないので割愛。

猛攻実って同点にまで追いつく韓国ですけども、これが点を取ってからお休みになってしまっていたウルグアイを覚醒させる結果となりました。
ウルグアイは前線に多く人数を割くようになり、韓国はこれにビビって受け身・・・。

あれ?でも後半この時間に前に人数割いて守れるの?守れないよね。ってことで間延びしたウルグアイにも隙は生まれました。
こう斬りあいになると勝負をわけるのは前線のタレントの差かなってことでスアレスさんがスーパーゴールを決めて韓国終了のお知らせ。

韓国は強豪相手に積極的なプレスを行えないのが問題。強みを生かしなさいよ。
あとは監督をヨーロッパからしか呼んでないのでヨーロッパのサッカーしかしらないのも問題。

あれだ。思いのほかめんどくさいから次からはさくっと書こう。さくっと。