vsEverton(A)

とりあえず、ちゃっちゃと書いてしまおう。

アーセナルのスタメンは

アルムニア
サニャ
ギャラス
フェルマーレン
クリシー
デニウソン
ソング
セスク
アルシャフィン
ファンペルシ
ベントナー

やっぱり4-4-3なのね。
ここで我々がアーセナルに与える問いとしては、1年経ってもなにも変わらないフラミニの代わり。さらに今シーズン増えた問いとしてコロとアデの代わり。
開幕戦から見る今期のアーセナルが用意してきた解答をちょっとずつ紐解いていこうかと。



まずはフラミニのところから。
ここは簡単に言ってしまえば、質より量。優秀な1人のCHを獲得するのではなく中央にドッと人数を集めることでフィルターしてしまおうと。
時間をかけさせれば守りきれるよっていう自信の表れでもあったりする。

これまでのアーセナルの基本システムは4−4−2。でも最近は4-5-1とか4-4-1-1の一撃必殺カウンターを炸裂させるパターンが多くなってきた。組織的な性格が色濃くなりアンリ依存から素早く脱却できた要因でもある。

だがしかし・・・。今回は4-3-3。正確に言えば4-1-2-3。悪夢がよみがえる通称バルサシステム。
アンカーにはソング。シャビデコがデニウソンとセスク。デニウソンの方がやや前でトップ下に見えなくもない位置。シャビデコの2人が綺麗にピッチを2分して分担することによりお互いに負担を軽減。さらには3トップが積極的にプレスをかけていくことによって中盤の負担をさらに軽減。良いサイクル。最後のソングはひたすらカバーリング。仕事に没頭。

この一連の流れが素直にはまった。特にデニウソンの良さが出てくるようになってきた。パスミスは減らないけど。

ただこの形は中盤以前の選手にかなりの運動量を要求するわけで。どこまで通用するかは謎。07-08のようにどこかでぷっつんしてしまうと一気に崩れるかもしれない。あとセスクがちょっと走りすぎ。心配。


次にコロのところ。
コロの代わりは何人目だのトーマスくん。予想以上に良い。コロのような能力の伸びがあるかどうかはまだわからないけど、穴は埋められるのではないかという印象。
アフロにことごとく競り勝つ。あと裏を狙ったパスへの反応も早い。しかもデビュー戦で得点だなんて。これ以上ないってくらいの出来だったんじゃなかろうか。

でもアーセナル全体がもっと攻めかかった時にカウンターに晒されても大丈夫かは謎。強敵相手に負けている時でも後ろを任せられるなら問題はない。
ラインコントロールもさっそくやっちゃてるみたいでリーダー意識もあるような。ただアーセナルは異常なほどにラインが高いのでコントロールするなら慎重を期して欲しい。ギャラスじゃだめなので。



あとはアデのところ。ぶっちゃけ10ゴールの穴埋めって言えばとっても簡単な話なんだけど。
前線にかける人数を増やすことで解決ってことなのかな。中央にはロビンが入り左にアルシャフィン、右には背番号2倍でゴールも2倍なるかベントナー
ロビンはなかなかムリのきく選手になったね。あそこまで競り合いに積極的になるとは思わなかった。ストライカーとして覚醒するか。意外だったのはベントナー。やはりサイドで使ってあげるほうが生きるんじゃないかと。ドリブルは刮目ものだったし、得点に絡んだシーンも見事だった。
アルシャフィンはもっとやれるな。セスクがいなくなってからはよく試合を作っていたけど、周りに比べると印象薄。ただ前に繋ぐ意識はみんな見習うべき。セスクの得点シーンの粘りは見事。

そんな3人が時に後ろの2人を含めて激しくポジションチェンジを繰り返す攻撃。どこにいてもそれぞれが性格にポジショニングできていた。この辺はトレーニングの賜かな。誰がどこにいても同じようにプレスをかけられるってのは大きな強みになりそう。


こんな感じで一応の解答を用意したアーセナル。試合はどうなったかと言えば・・・・。6-1で勝利。1失点ってのがアーセナルらしいw
エバートンとしては散々だったんじゃないかな。アルテタがいれば大分変わったと思うけど。ジョーとアフロにボールが回らなくて詰み。

1点目はデニウソンの豪快なミドル。シーズン初得点がデニウソンってとこが今年の彼に期待をよせたくなってしまう要因だったりもする。なんでも良いけど、最近のこの時期はよくミドルが決まるよな。
このシーンでセスクが相手を引きつけた動きも見事だったんだけど、ロビンの生贄になる動きも見事でした。やる気ないレスコットは全く役に立たず。この出来ならシティはお買いあげを考えたほうが良いだろ。

直後にピンチを迎えるのだけど、デニウソンがライン上でクリア。してやったり。

その後にセットプレイから2点を取って試合終了。ギャラスセルティック戦でも点を取ってたけど、この時期よく得点するな。
エバートンは2点ともフリーにしてくれたんだけど、やばくないか?モイーズが頭抱えるのも良く分かる。


何を思ったかモイーズは後半すぐに3枚交代で作戦設定ガンガン行こうぜ。

セスクに2点もカウンターを決められる始末。サポーターもばいばい。高い金払ったんだから最後まで見て行けよw
アシストはアルムニアとか笑えるゴールもあったのだけど、エバートンは本当に走らなかった。


エドゥアルドがリーグでカムバックゴールを決める。9割アルシャフィンのゴールだけど、エドゥアルドが決めたってのはちょっと嬉しい。今シーズンは爆発してください。

最後におまけでサハに決められるのだけど、エドゥアルドも似たようなものだったしこれでおあいこで良いかな。ただエブエがちゃんとサハを見ていれば防げたものではある。



なんだかんだ好スタートが切れたのは良いこと。グラスゴーでもしっかり勝ったのでシティ戦、ホームでのセルティック戦、マニュア戦と良い流れでいってほしい。

てかマニュア戦は早すぎ。なんなの。ウィガンに歯が立たなかったビラとスパーズ(笑)にぶっ叩かれたリバプールはどうにかしないとまずいんじゃないか。
スパーズはスタメンが豪華すぎるんだ。リーガスタイルからプレミアスタイルに変更してマルブランク、レノン、キーン、ベルバトフのカルテットの呪いから解放されたかなと。

マニュアとチェルシーコミュニティーシールドしか見てません。
チェルシーアグエロなんて言ってないでトップ下を買ってるか、4-3-2-1にしちゃえばすげえ勝ちそうで嫌だ。マニュアは困った時のロナウドさんがいなくなったので否が応でも攻めざるを得なくなった。元祖ワンダーキッドとベルバトフルーニーははまればすごそうだけど、はまるのか。