ChampionsLeague Final

Final - 27 May 2009 20:45 (CET) - Stadio Olimpico - Rome - Italy


Barcelona 2 - 0 Man. United


Referee Massimo Busacca (SUI)


Barcelona


1 Víctor Valdés
3 Gerard Piqué
5 Carles Puyol
6 Xavi Hernández
8 Andrés Iniesta(⇔27 Pedro Rodríguez 90+2)
9 Samuel Eto'o
10 Lionel Messi
14 Thierry Henry(⇔15 Seydou Keita 72)
16 Sylvinho
24 Yaya Touré
28 Sergio Busquets


SUBS NOT USED


13 José Pinto
2 Martín Cáceres
7 Eidur Gudjohnsen
11 Bojan Krkić
46 Marc Muniesa


Man. United


1 Edwin van der Sar
3 Patrice Evra
5 Rio Ferdinand
7 Cristiano Ronaldo
8 Anderson(⇔32 Carlos Tévez 46)
10 Wayne Rooney
11 Ryan Giggs(⇔18 Paul Scholes 75)
13 Ji-Sung Park(⇔9 Dimitar Berbatov 66)
15 Nemanja Vidić
16 Michael Carrick
22 John O'Shea


SUBS NOT USED


29 Tomasz Kuszczak
17 Nani
21 Rafael
23 Jonny Evans



バルサに勝って欲しいんだけど、なんだかんだマニュア強いよね。と予想したこの試合。どうなることやら。
まず、両チームのスタメンを見てびっくり。
シウヴィーニョ!よくやったペップ。たしかにケイタをベンチに置いた方が幅は出るよね。
対してマニュアはやっぱり引き籠もりたいらしい。パクにギグスを使ってきた。中盤を厚くしたいんだろうか。でも4-3-3だね。リオは出れて良かった。オシェイは何が出来るだろう。
主審は知らない人なんだけど、上手く裁いてくれるんだろうか。



さて試合開始。
序盤はマニュアが押し込む形となる。まさか。このメンバーで。まぁ後でバルサが自重していただけだと気付くのだけど。
8分だけでロナウドが3本もシュートを撃っていた。やる気がヤバい。でもFK以外は枠を捉えられない。
ちょっと確認。マニュアのシステムは実は4-1-4-1だった。キャリック×アンデルソン×ギグスのスリーセンターでイニシャビコンビを潰そうと。メッシへのボールの供給を防ごうと。その割にはギグスルーニーがお互いに落ち着かない。流動性があるのはいいのだけど、流動している相手が違うと思う。ルーニーはもっと前を向きたいはずだ。左に張っては的になってたし。
話は戻り、マニュアは攻勢をしかける。このメンバーで?どうしても先制点が欲しい動きに見えるが、なんでだファーガソン。それならもっと考えられるスタメンがあるだろう。


ちなみにマニュアはプレス全開。バルデスまで餌食になっていた。まぁ正しい対応ではあるのだけど。CBにも当然プレスプレスでバルサは目に見えて慌てていた。



そんな展開も10分まで。点が取れないマニュアのファンデルサールからのロングキックをブスケツか頭でカット。なぜここで誰も競らないマニュア。しかしここでパスを拾うのはキャリック。助かったか。でもそんなことなかった。なぜかキャリックも頭で返し、ミス。ボールは転がりシャビへ。一番渡したくない相手。ダイレクトでイニエスタへ預けると、イニエスタはこれを前へ運ぶ。なぜそこで運べるんだ。アンデルソンが信じられない守備だった。この後何度かこういう場面を見るのだけど、あのニョロニョロした気持ち悪いドリブルは止められないものなんだろうか。その後パスをエトオに繋ぎ、エトオはビディッチを翻弄しつつニアへ蹴り込みThe End。


あっさり、というにはマニュアにふがいない要素が多すぎるがこれでバルサ先制。これでバルサがどう動くかが見物。



バルサのシステムは4-1-2-2-1だった。スリートップでも良いんだけど、エトオとアンリは完璧にサイドだったよね、ってことで。そう、つまりメッシが真ん中。これにマニュアはぶったまげたんじゃないだろうか。マニュアの攻勢もなかなか驚きだったんだけど、メッシが真ん中ってのはもっとレア。クラシコがそうだったなんて言われていたけど、僕は実際に見るのは初めてだった。都市伝説じゃなかったのか。


メッシが真ん中ってことは組み立てに参加してくるってこと。でも、守備時には一人で残っていた。だからトップ扱い。
メッシが組み立てに参加してくるってことは、イニシャビコンビじゃなくてメッシイニシャビトリオになるってこと。これはヤバいマニュア。こっちもスリーセンターだよ。いや、バルサは元々スリーセンターでしょ?って話なんだけど、なぜかブスケツはスルーされている。スペース埋めるくらいしか仕事をしていなかった。そういうレベルに無いってこと?だったらケイタを底にいれれば良かったんじゃないかと思うんだけど、なぜかバルサのディフェンスは崩壊しなかった。見えないところでブスケツがとてつもない働きをしていたのだろうか。
でも、それはきっとない。崩壊していたのはマニュアだった。


マニュアはディフェンスの時だけ4-4-1-1になっていた。というか、バルサにさせられていたのかもしれない。トップじゃない1はギグスなんだけど、どうしようもないからここに入れたって感じ。本当に宙ぶらりんだった。こんなに試合が読めない選手だっただろうか。ルーニーギグスの位置が入れ替われば良いんだけど、自分たちは4-3-3でやってる感覚だったんだろうか、最後まで修正されることはなかった。


前半も半分を過ぎたあたりからはマニュアの選手達の動きは本当に崩壊していた。どこを埋めればいいんだよ、俺は誰につけばいいんだよ、って叫びが聞こえてきそうなマニュアの中盤。イニシャビをスリーセンターで潰すぞ作戦もギグスがディフェンスに参加しないせいで崩壊し、キャリック×アンデルソンコンビになっていた。相手はさらにメッシも使ってきやがるし、キャリックアンデルソンにとっては散々な一日だったに違いない。特にキャリックは前線へのパスも目が当てられない状態になっていた。アンデルソンは当たり屋なんだけど、ユルすぎ。


これにとばっちりを受けたのはエブラ。メッシ相手だと思っていたら、なぜかエトオが前にいる。でも俺の担当じゃないぞ、ってことでメッシを追いかけたいんだけど、エトオがそれを許さない。みたいな攻防があった。マニュアの選手はボールを取られたらひたすら自陣へ走り、つっかけては抜き去られ、パスでかわされ、最後になんとか最終ラインでっていう流れだった。リオとビディッチは流れ込んでくる選手を食い止めなきゃならないんだけど、その前の選手たちがどうしようもなくザルだったので結局はボールを追いかけなきゃならない。ちなみにオシェイはアンリ担当。黙々と仕事をこなし、他のことには興味がないようだった。さすがだ。バルサはアンリとエトオがもっとサイドを切り裂けたらマニュアが立ち直れなさそうな試合ができたんだけど。



マニュアはスリーラインで守りきれるわけもなく、誰かが無理をしなきゃならない。それで、無理をするのがルーニーとパクだった。本当に危機感を持っていたのかは怪しいけど。本能な気がする。
特にルーニーはサイドでまさにルーニー無双をやっていた。サイドバックから前線の的まで。なんでもっと中に入ってこなかったのだろうと思うのだけど、サイドを崩されたら終わりっていう気持ちがあったのかもしれない。
パクに関してはもっぱらギグスが仕事をしない中盤中央のお仕事。プジョル相手には完敗だった。当たり前だけど。プジョルは1対1は普通なんだけど、戻りながらの守備は凄まじかった。攻撃でも良い働きをするんだけど、それはまた後のお話し。
まぁ前線の2人が守備をサボってバルサに勝てるはずは無いよ、ってこと。ピケにもトゥレ弟にも大したプレスは効いていなかった。これじゃダメだよ。そういえばラインを下げるかと思ったら意外にも高い位置でラインを敷いていた。それに引き籠もる時は引き籠もってた。凄かった。


あんまり関係ないんだけど、気になったこと。芝刈り過ぎじゃないか?マニュアにはこれも辛かったんじゃ無かろうか。


そんなこんなで前半終了。ってまだ前半か。書くの結構大変だ。



後半頭からアンデルソンテベスアンデルソンお疲れ様。ゆるゆるな守備だったけど、お前はあんまり悪くないよ。ただミスが失点に繋がっただけ。悪いかw
この交代策やるなら遅すぎである。先制された時にするか、あるいは最初からこうするべきだった。たぶん爺さんはロナウドが孤立する状況を救いたかったのだろうけど、着眼点が違うぞ。ルーニーがサイドのままでは意味がない。ちなみに左からパク、テベスロナウドルーニーだった。ロナウドルーニー代えたらどうだろう。シウヴィーニョ対策にでも。少しでもフリーになる選手を減らしたほうが良いでしょう。それでルーニーテベスにCBをハイエナさせれば。ピケは明らかにやりにくそうにしていたし。トゥレ弟は意味不明な攻めあがりをしていたのだけど。それだけマニュアの中盤がザルだったってことなのだけど。
でもこれで一番のメリットはギグスに役割が与えられたことだった。一列下がってキャリックと並ぶことによりボールは運べそうな雰囲気が漂ってくる。


結果はダメでした。ボール回しでバルサに勝てるわけが無く、ルーニーはことごとく競り負け、ロングボールも繋いでいくのも無理だった。もっとロナウドテベスがボールを引き出す動きができればね。


さらに爺さんは手を打つ。パクに代えてベルバトフ。ここで登場ハゲ。ロナウド左へ。
もう4トップでいいじゃないかと。それで中盤省略でロングボールボンボンのイングランドスタイルでいけ!ってことなんだろうか。まぁもともと中盤なんて無いようなものだけど。


だがしかし、ここでプジョル軍曹、鬼のインターセプトインターセプトっていうかマニュアの選手がもらう気がなかっただけなのだけど。あれ誰だったんだろう。ギグスなら本当に今回の戦犯。
シャビがピンポイントクロスをメッシに放り込み追加点。メッシが完璧にフリーだった。リオはなにやってたの。アンリはオシェイ様がなんとかするから気にしなくて良いんだよ(笑)
プジョルは後半にきて本当に利いていた。バルサがゆるめになってしまっていたのもあるけど、ロナウドが左に来てからはプジョル無双だった。ロナウド守備しないんだもん。ボール運び放題。


交代直後に点を取られた爺さんは取られた直後にまた交代。ギグス選手に代わりましてスコールズ選手。ベテラン入れ替わり。でも中盤がスカスカなことに変わりはない。タックル下手くそなスコールズのほうが見てらんなかった。まぁギグスがずっといるのも問題だったけど。ハーグリーヴスがいれば変わったのかな。フレッチャーはいても変わらなかった気がする。


最後にはやっぱりスコールズブスケツを殺人タックルで襲っていた。あれ悪意ないんだよね、いつもそうだもん。下手くそなだけ。
ブスケツは痙攣もしていたようで非常に可哀想な画が全世界に放送されてしまった。そんな中攻めようとしたルーニーもさすがなんだけど。


試合終了。トリプレッテおめでとうペップ。就任一年目から全部獲っちゃって後の楽しみが無いんじゃないだろうか。メッシはバロンドールに近づきましたとさ。


全体的に見て、バルサも本調子でなかったと思う。それ以上に酷かったのは爺さんだけど。ギグスも。
爺さんは何がしたいのか意味がわからなかった。予想の最後にペップがプライドを捨てきれるか、と書いたんだけど妙な色気をだし「チェルシーのようなフットボールはしない」なんて言ってプライドを捨てきれなかったのは爺さんのほうだった。
スタメンと試合のプランにも一貫性が無いし、もしかして選手の独断だったのだろうかと変な推測。
超絶引き籠もればなんとかなったんじゃないかと思うだけにマニュアは残念だろう。


まぁこちらとしては
マニュアざまぁwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
なわけだけど。



なんか長々書いていたら時間が無くなりました。もっと考えなきゃだめだ。
アーセナル関連の情報が何個かあったんだけど、明日にでも更新しよう。